スウェーデンの住宅事情1

スウェーデンの住宅事情1

Hej!

今日は、スウェーデンのアパートについて少しお話したいと思います。
アパートを借りたい場合、「順番待ちの登録」から始まります。

スウェーデンでアパートを借りようと思ったら、日本のように簡単にはいきません。
※自分では手続きをしたことがないので、聞いた話をまとめます。

プライベートの不動産屋とKommun(日本でいう自治体あたる)が運営しているものがあります。
基本的に、どちらも借りるまでの流れは一緒のようです。
 ①不動産屋またはkommunの「順番待ち」に登録後、列に並ぶ
 ②空き物件を見つけたら見学の申し込み
 ③見学
 ④気に入れば、申し込み
  ※但し!物件が気に入ったからって借りられる訳ではありません。
   多数の人が気に入った場合、アパート待ち時間の長い人から優先的に借りられるんです。
 
ストックホルム等の大都市では5年、10年と待つようです。
私が住むのはストックホルムから約90kmほど離れた街。ここでも1年以上は待つとの事です。
(人里離れた本当の田舎ともなれば、待たずに借りられると思います)

学生は学生専用のアパートがあるのですが、これもまた満室でルームシェアをしている学生が
沢山いるようです。大学が決まっても、住む場所がないんじゃどうしようもありませんよね。

私が以前住んでいたアパートは、kommunが運営するものだったのですが、
順番待ちとは別に「早い者勝ちシステム」がありました。
どういうシステムかというと
 ①毎日夕方5時に、空き物件がHPに掲載される
 ②気に入った物件があれば「借りたいボタン」を押す
 ③借りたいボタンを押した人全員が見学できる
 ③物件が気に入った場合、「借りたいボタン」を1番に押した人が借りられる
  1番の人が辞退した場合、2番の人へ回ってくる。

待ち時間は無関係。その名の通り早い者勝ち。
旦那さんのお兄さんが、このシステムで1番になり見事にアパートをGET。
でも、GETしたものの諸事情で他の街へ住むことになった為、有りがたく譲り受けました。
旦那さんも列に並んではいましたが、2年後に順番が回ってくるようなところにいたそうです。

需要と供給のバランスがおかしいですよね。あちらこちらで建設中のアパートを見かけますが、
それでも追いついてないんでしょう。

こんなに苦労してアパートを借りるんですから、そう簡単には手放せませんよね。